摂心会期間中の料理は典座(てんぞ)が作ります。修行者の中から任命された数人が担当します。仲間が座禅をしている間も台所でテンテコ舞いです。
ところが典座は包丁を握りながら座禅をしています。雑念・妄想を一切、棚上げして一瞬一瞬に三昧になっています。座布団上の座禅に対して「動中の工夫」と言います。参禅が始まれば襷を外して三昧になった自分を引っ提げ、老師の室に飛び込みます。
7月2日の晩ご飯(薬石)は修行仲間のプロ料理人が作ります。楽しみです。
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