入鄽垂手

「にってんすいしゅ」と読みます。「十牛図」の十番目の絵、布袋腹のおじさんが市に出て買い物をしています。何の変哲もないごく普通の情景…これが禅の究極の境地と言われています。悟りを開いて、悟りを突き抜けて、悟りを忘れて…。「悟了同未悟」(悟りおはるは未だ悟らざるに同じ)です。

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    三文字(i e π)寄れば文殊のヒフミヨ (金曜日, 24 11月 2023 14:58)

    ≪…入鄽垂手(にってんすいしゅ)…≫を、数の言葉ヒフミヨ(1234)が、平面(2次元)からの送りモノとして眺めると、十の物指に生る。
    刀模様の物指
    1 左向き模様(赤)
    2 右向き模様(黄)
    3 左向き模様(青)
    4 右向き模様(白)
    5 左向き模様(黒)
    6 右向き模様(黒)
    7 左向き模様(白)
    8 右向き模様(青)
    9 左向き模様(黄)
    10 右向き模様(赤)

    この模様物指をひっくり返すと
    -1 右向き模様(赤)
    ‐2 左向き模様(黄)
    ‐3 右向き模様(青)
    ‐4 左向き模様(白)
    ‐5 右向き模様(黒)
    ‐6 左向き模様(黒)
    ‐7 右向き模様(白)
    ‐8 左向き模様(青)
    ‐9 右向き模様(黄)
    -10 左向き模様(赤)

    と生る。 左向き模様(赤)を軸としてひっくり返すことにより原点(0)が顕現する。
     数の言葉ヒフミヨは、+-10までの整数の姿を模様で示す。
     これは、実数直線上に4次元までの数体が溶け込んでいるのを十牛図に重ねる。
    1尋牛 尋[1] ヒフミヨの[1]
    2見跡 [1]のでんぐり返り 素数・偶数
    3見牛 [尋牛 見跡]のでんぐり返り
              素数・奇数
    4得牛 [尋牛 見跡 見牛]のでんぐり返り、 合成数・2次元数体の2の[得牛(数)](2)で、[見跡(数)](√4=2)(直径)と・・・
    5牧牛 平面から観る[牧牛(数)]は、実数直線上の[見跡](√2)や[見牛](√3)については円環内に収まるが、[牧牛]√5は、円環の外(牧牛)に・・・
    6騎牛帰家 平面から観る[騎牛帰家](騎数数体(次元・位相)]は、実数直線上の[騎数数体]√6は、計算による√2×√3=√6が、完全数6の姿で・・・
    7忘牛存人 平面(6)から立方体に向かう +[1]と・・・
    8人牛倶忘 平面からの数を[人(平面)数倶忘]する 2³=2×2×2 からの立方体数(1×1×1)の姿に・・・
    9返本還源 平面(√4=2)からの数の姿に[返本還源](√9=3)している 3²=3×3 の姿に・・・
    10入鄽垂手 4次元までの数を自由に使いこなせる[入鄽垂手](十の物指)の姿に・・・

     1を聞いて10を知る
     犬も歩けば棒に当たる
     一寸先は闇
    のいろは詩の慣用句は、[ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・こ・と]のいろは詩と相互乗り入れする姿(「桜舞乱心*いろは詩」)に・・・

     もみじ葉の石に潜みし十牛図