2016年
11月
11日
金
日本庭園の茶室で坐禅例会
大相撲九州場所の間、鳥飼神社の座禅道場は九重部屋の宿舎になります。
座禅例会は大濠公園の日本庭園・茶室をお借りして開催しています。冷たい雨が降る11月10日夜は奥まったところにある、しつらえの立派な茶室でした。
本来、茶室は主と客が不二一如になる修行の場ですから、座禅会をして一向に構わないのですが、襖でも破ったら??と気が気でなりません。未熟な境涯を痛感した夜でした。
2016年
10月
22日
土
秋の夜の例会は大濠公園日本庭園
第13回摂心会を終えて、大相撲の九重部屋が鳥飼宮に入ってきました。福岡道場は10月から11月末まで大濠公園の日本庭園和室を道場にして秋の夜の修行をします。
都心にありながら、大濠公園と護国神社の森に包まれた空間は静寂に包まれています。公園の奥からかすかに夜気を震わせる滝の音以外に聞こえるものはありません。
どうですか、ご一緒に秋の夜を坐りませんか。
(写真は10月21日から始まった座禅例会風景です)
2016年
9月
20日
火
台風16号のお見舞いを申し上げます
9月20日午後5時50分、夕方の座禅をしていたら北西に向いた窓から明かりが射し始めました。どうやら台風は九州を去ったようです。凄まじい風雨の後、穏やかな夕日に思わず合掌しました。
2016年
8月
28日
日
いよいよ今夜「夏の夜の法話会」
猛暑だった今夏の修行を締めくくる「法話会」が8月28日午後7時から鳥飼道場で行われます。
金峰庵稲瀬光常老師が「坐禅の効用と本格の修行」と題して、いわば禅の心髄を話して下さいます。今後の人生を”禅的”に生きるためにはベストチャンスです。
では、そろそろ会場準備に出かけてきます。
2016年
8月
05日
金
ここが死に場所と決めたからには
「座布団上で死んで来い」と言います。雑念・妄想まみれの自分を殺し尽くして来い、ということなのでしょうが、禅者の口ぶりは乱暴でいけません。
しかし、せめて死に場所は綺麗に、と思って道場前に座布団を広げて日光消毒をしました。早速、夜の座禅例会で坐ってみると、まるでカイロの上に坐ったみたいにポッカポカ!
もう一度、座布団を汗まみれにしてしまいました。36℃の福岡の1日でした。
2016年
7月
15日
金
ゴーヤにトマト、ブルーベリーも旬
座禅三昧のグータラは相手にできないと、奥方殿は野菜つくりに余念がありません。365日、季節の移ろいとともにいる野良姿が内心、羨ましいです。
(写真は山笠が終わった15日に路地と軒下で収穫した夏野菜)
2016年
7月
14日
木
何て微妙なバランスでしょう
修行仲間が石を積み重ねたオブジェを作りました。
座禅をしているように見えませんか。正しい坐相で坐るのは、中々むずかしいものです。脚を組んで、両膝とお尻で出来た正三角形の重心に体を載せていきます。
正しく座れば体が整い、体が整えば心が整ってきます。座禅の修行とは、正しく座るところから始まります。さあ、今夜も座禅例会です。
2016年
7月
12日
火
時には記念撮影でもいかが…
オーストリアのウイーンから修行仲間が毎月帰国して、必ず座禅例会にやてきます。華やかなオペラやミュージカルの舞台に立って来た彼女(向って右端)はウイーン大学の学生を中心に座禅と書道も指導しています。
できるだけ早く本格の修行ができる環境を整えてあげたいものです。7月10日は座わる時の尻当てと警策(お仕置き棒)をプレゼントしました。https://www.facebook.com/atelier.operngasse/
2016年
7月
08日
金
座禅に来られた方の名簿を整理したら
今年に入って、福岡座禅道場に座りに来られた女性の平均年齢は39歳でした。ほとんどの方がお勤めです。働き盛りでしょう。本社は関東にあり、ご自身は福岡で在宅勤務という方もおられます。
「アラフォー女性」という言葉が重々しく感じられます。
(写真は猛暑が一服して雨が清々しい8日朝の福岡市です)
2016年
7月
01日
金
経行と洒落こんでみたら…
6月30日の夜の例会前に道場界隈を経行しました、と言えば禅者ポイのですが漢方薬局へ買い物に行きがてら、座禅をしているつもりで、念慮を棚上げして歩いてみたのです。
元来、福岡っ子でないので街並みが新鮮です。この日はホークスのナイターで歩く人が多くて信号ごとに長い列ができます。
ふと気付くと横断歩道脇に「元寇防塁」の石塔が立っています。「入口」とあるので、海岸方向には石積みがあるのでしょう。さて帰るかと、道場に踵を向けたら「貝原益軒先生之墓所」の碑がポストの脇にひっそりと建っています。
禅宗が上陸したのも、ここ福岡です。新しくて旧い街ですね。
2016年
6月
24日
金
座禅会参加者は多士済々
6月23日の座禅例会に42歳の髭が似合う男性が座りに来ました。アメリカで法律を学んで法曹界で働いた後、帰国してアノ車メーカーでカーデザインを担当し、いま福岡にUターンして複数の起業準備をしています。
ひたすら可能性を追求するエネルギーが眩しいです。福岡座禅道場は多士済々です。どんな僧伽に育っていくのか目が離せません。(写真がないと寂しいのでテラスのゴーヤです。温暖化対策です)
2016年
6月
20日
月
作務の後は 鳥飼宮特製の牡丹餅
6月19日は座禅例会の後で、座具を補修する作務をしました。永い間、修行者の体重を支えてくれた“尻当て”はペシャンコです。枕の蕎麦ガラを交換する要領でふんわりと生き返らせました。
座布団の上で姿勢が決まると呼吸が整います。呼吸が整えば心が整います。尻当てって重要なのです。
さて、汗だくで30個の尻当てを補修した後は冷たいハブ茶です。この日は鳥飼八幡さん特製の牡丹餅がついています。この餅、本当に旨い!ご近所さん、一度召し上がってください。
2016年
6月
10日
金
ちゃんと座禅を組むって結構難しい
脚を組んで、お尻と両膝でできた正三角形の重心に体をまっすぐに載せて行きます。塔でも建ったが如くです。
ところが真剣に坐っている(つもりでいる)道場を見渡すと、まるで右に左に湾曲した胡瓜畑です。これじゃ悟りは遠しに遠し。6月9日の例会ではみんなで坐相(坐った姿)をチェックし合いあいました。自己流で長年過ごしてきた身です。汗が止まりませんでした。
2016年
5月
18日
水
ウイーンで流行のTシャツです
福岡道場に集まる修行者の内、一番遠くから通っているのはウイーン在住のJunkoさんです。オペラ歌手のJunko さんは、ウイーン大学で日本語と書道を教えています。
写真のシャツは学生と一緒に熊本への義捐金を募るために作りました。https://www.facebook.com/atelier.operngasse
2016年
3月
29日
火
第11回摂心会が円了しました
今年度をもって福岡支部の担当師家を退かれる、妙頂庵上岡白雲老師に参禅が許される最後の摂心会です。会員一同、坐禅に作務に参禅に、三昧になって取り組む毎日。
新しく見性された松本白峰居士の道号授与もあり、皆の思い出に残る摂心会でした。
2016年
1月
31日
日
あかあかや
「あかあかやあかあかあかやあかあかやあかあかあかやあかあかや月」栂尾の明恵上人の作。「あか」は「明かし=明るい」と同じ意味。なので訳すとただただ「明るいなあ明るいなあ…月は」、いまどきの若者言葉で言えば、「月すっげーっすよ!まじやっべーっすから!」なんてところでしょうか。
説によれば、月は悟りを意味し、それに向けてひたすらに求道する姿を詠んでいる云々ともありますが、「阿留辺畿夜宇和=あるべきようは」の七文字を座右の銘としていた上人のこと、あまりひねくりこねくり解釈しては失礼でしょう。やはりここは「すごいなー!明るいなー!」と目を輝かせている、子供のような上人の姿に感動したいものです。